名古屋で朝活!! 朝活@NGO|朝食読書会・もくもく勉強の会

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【開催報告・栄】『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(山口 周)|名古屋で朝活!!朝活@NGO

 

 

 今朝の朝食読書会は山口 周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 』が課題でした。6名での読書会でした。

 

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 「美意識」といってもアート・芸術にとどまらず、「真・善・美」といった「測定できないもの」「論理だけではシロクロつかないもの」の重要性を見直す内容です。

 

 経営テーマもさまざまで、企業の不祥事などの問題、人を魅了する製品やサービス、企業理念やメッセージの重要性など、事例も幅広いし、引用している本や言葉も参考になります。

 しかし、このような「数値」だけに頼って経営の健全性をチェックし、改めようと思っても、どうしても限界があります。なぜなら企業というのは人の集積で出来上がっており、ビジネスというのは人と人とのコミュニケーションによって成立しているからです。

 

 経営の意思決定においては「論理」も「直感」も、高い次元で活用すべきモードであり、両者のうちの一方が、片方に対して劣後するという考え方は危険だという認識の上で、現在の企業運営は、その軸足が「論理」に偏りすぎているというのが、筆者の問題提起だと考えてもらえばと思います。

 

 日本においては、特に戦中の軍部の暴走に懲りて、ビジネスの世界から感情を排して、あまりに論理的になり過ぎているのでは、という分析があり。

 

 「忖度」や「空気を読む」といったような「無批判に受け入れる」ものではなく、「真・善・美」の感覚を鍛えて、「答えのない問い」にも自分なりの判断がつけられるようになりたいものです。