【開催報告・伏見】 『仕事は楽しいかね?』(デイル・ドーテン)
今朝の朝食読書会は『仕事は楽しいかね?』(デイル・ドーテン)が課題でした。
P.25 人々は、したくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れているんだ
では、どうすれば仕事を楽しむことができるのか。雪に降りこめられた空港で、老人と会社員の会話が始まります。
管理人の読書メモ
P.39 「僕がいままでに掲げた目標が一つだけある。聞きたいかね?」ぜひ、と私は答える。
“明日は今日と違う自分になる”だよ。
P.44 これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。“遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る”というのがね。
P.67 望みうる最良のものは、手に入れたものを好きになることなんだよ。
P.80 彼らはね、他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしているんだ。
(中略)「他人を凌ぎたいと思うなら、まず最初に越えるべき、だけど一番難しいステップは、“並の人”をやめることだ」
P.88 何かをやってみて、それがろくでもないアイデアだとわかったとき、きみはもとの場所に戻ることは絶対にない。必ず、何かを学ぶからだ。
P.108 本当の達成というのは、あるべき状態より良くあることなんだ。ただ良いだけじゃなく、目を見張るようなものであること。
P.129 リストを三つ、つくるんだ。まず、仕事上でやったミスを全部書き出すこと。(中略)次は、問題点を書き出すこと。仕事に関してイライラすることを残らず並べるんだ。(中略)最後に、仕事に関してやっているすべてのことをリストアップすること。あらゆることを変えるには、まず《あらゆること》とは何かというリストをつくる必要がある。
P.157 新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。
P.160 つまり彼(モハメッド・アリ)は、プロレスの興行的手腕(ショーマンシップ)をプロボクシングの世界に取りこんだんだ。(中略)「聡明にも、自分の仕事の範囲を広いものに定義し、またほかのスポーツ選手からも学べることに気づいたんだ。」
感想など
以前にもこの本で読書会を開催したことがあります。かれこれ約6年ぶりに課題にしてみました。ロングセラーだけあって、再読という方も多かったです。
「明日は今日と違う自分になる」ためにどうすればよいのか。
後半に「三つのリスト」がでてきますが、まずはこの作業が肝心なのでは。「これまでのミス」「仕事上の問題」「仕事上でやっていること」をリストアップし、ここから「遊び感覚でいろいろやってみる」。
「目標」を否定し、上手くいくかは分からないなりに「やってみる」。失敗したとしても「同じ場所に戻る」わけではない。
年末のこの時期に、仕事の棚卸のつもりでリストを三つつくってみるのもよいのではないでしょうか。仕事が楽しくなるきっかけになるとよいですね。