【開催報告】朝食読書会『自分を変える習慣力』 三浦将|名古屋で朝活!!朝活@NGO
今朝の朝食読書会は、以前に参加者の方から教えていただいた『自分を変える習慣力』(三浦将)が課題でした。
NLPなどの知見をベースに、「潜在意識の特性を理解し、潜在意識の抵抗を受けない状態にし、さらには潜在意識を見方につけながら、習慣化を進める画期的な方法」(「はじめに」より抜粋)を紹介した本です。
管理人の読書メモ
P.20 つまり、1つの良い習慣が身に付くと、脳自体の構造が変わるのです。
P.30 本書において、良い習慣をつくりと同時におすすめするのが「不必要な習慣をやめる」ことです。
P.35 人は、自分の思考や意識で行動していると思っています。そして、自分のやっていることを自分で選んでいる、決断していると信じ込んでいます。しかし、そのほとんどは、潜在意識の中にあるプログラムによってオートマチックに動かされているのです。
P.86 日々の目標自体を高くせず、続けることに重点を置くことが、「本当にやりたいこと」に到達するための最短ルートです。
P.130 10年の研究中、1,888人中695人が死亡しましたが、最も死亡率が高かったのが「ほとんど料理をしない」グループ、最も低かったのが「週に5回以上料理をする」グループで、その死亡率には、実に20%以上の有意差があったとのことです。
P.144 有酸素運動をした後に、創造的な仕事をする。欧米のエグゼクティブの多くが、朝一のジョギングの後に、アイデアワークなど、クリエイティブな仕事に取り掛かるというパターンは、こういった意味でもかなり理に適っています。
P.158 特に武道や茶道や華道など、日本独特の「道」の付く稽古事をされてきた方は、背筋の伸びた姿勢を徹底的に教え込まれ、習慣になっている方も多いことでしょう。これは、このハイパワーポーズと同じような効果をもたらすと考えられます。
P.170 聴くことが大切という理由の1つは、「自分の頭の中にある世界と、相手の頭の中にある世界は違う」という点にあります。これは、信念や価値観がそれぞれ違うからでもあります。
P.197 心の習慣を考えるとき、「現状がどうであるか」よりも「現状をどうとらえるか」の方が重要だったりします。
P.212 (研修で)面白いのは、こういう人(イヤイヤな感じで参加している人)の参加態度が変わると、普通の人以上に研修全体にしっかり貢献してくれるという事実です。元々不平不満の多い人は、良くなって欲しいという願いも人一倍強いのですね。
感想など
誰もが思い当たることのあるテーマなので、ディスカッションでは個人的な成功体験と上手くいかなかった体験を考える時間となりました。
・一冊の本を繰り返し読む効用を感じることがあったので、その部分に共感した。
・何かを始めることより、それを振り返る時間が取れていないのが反省。
・ハードルを高くしすぎず、平凡なことを継続することの大切さを改めて思った。
・自分にとって何が習慣になって、何が続かないのか、ちょっと分からなかった。
・短期間で重点を置くことは意識できるけど、ずっと継続する習慣まで持っていくのが難しい。
など。
習慣について「潜在意識」「習慣になる条件」「スイッチ」などの解説から、仕事、運動、料理や姿勢、コミュニケーション、心の状態など具体的な「習慣化」まで紹介されているので、何かを始める時に読む一冊としては絶好なのでは。
これを読むと、もう少し「潜在意識」「ポジティブ心理学」などについて深めたくなりました。その関連の書籍でよい本があれば、また課題にしようと思います。
ご参加いただたいた皆さん、ありがとうございました。