【開催報告】『人を動かす』 D.カーネギー|名古屋で朝活!!朝活@NGO
今朝は自己啓発書の名著『人を動かす』(D.カーネギー)が課題でした。最近文庫化されて、また注目されています。
名駅の「もくもく勉強の会」でも使っている本書、久しぶりに通読しました。
管理人の読書メモ
・死ぬまで他人に恨まれたい方は、人を辛辣に批評してさえおればよろしい。その批評が当たっていればいるほど、効果はてきめんだ。
・成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に他人の立場から物事を見ることのできる能力である。
・友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。
・ハーバード大学の教授であった故ウィリアム・ジェームズの説を紹介しよう。
「動作は感情にしたがって起きるように見えるが、実際は、動作と感情は並行するものなのである。動作のほうは意志によって直接に統制することができるが、感情はそうはできない。ところが、感情は、動作を調整することによって、間接に調整することができる。したがって、快活さを失った場合、それを取り戻す最善の方法は、いかにも快活そうにふるまい、快活そうにしゃべることだ……。」・目つき、口ぶり、身ぶりなどでも、相手のまちがいを指摘することができるが、これは、あからさまに相手を罵倒することとなんら変わりはない。そもそも、相手のまちがいを、なんのために指摘するのだ(中略)。相手は、自分の知能、判断、誇り、自尊心に平手打ちをくらわされているのだ。
・話し上手な人は、まず相手に何度も「イエス」といわせておく。すると、相手の心理は肯定的な方向へ動きはじめる。
・「自分の意見を述べるだけでなく、相手の意見をも尊重するところから、話し合いの道が開ける。まず、話し合いの目的、方向をはっきりさせて、相手の身になって話を進め、相手の意見を受け入れて行けば、こちらの意見も、相手は受け入れる。
感想など
人間関係に悩んだ時にパラパラと読み返すと、ヒントになることが多い本。普段、つい忘れがちなことを思い出させてくれるような一冊です。
常に人に関心を持ち続けたカーネギーのエピソードが、あとがきに紹介されていました。
昭和二十八年の夏、カーネギーは、世界周遊旅行の途中、関西をおとずれ、京都を見物して香港に向かったが、その際「日本でいちばん印象の深かったものは?」という質問に「それは日本人です」と言い残して船に乗った。
そんなカーネギーだからこその名著ですね。