【祝100回・栄】『行動分析学入門』杉山 尚子 (著)|名古屋で朝活!!朝活@NGO
行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)
- 作者: 杉山尚子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/09/16
- メディア: 新書
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今朝は栄の朝食読書会、12名で開催しました。今回で栄の朝活はちょうど100回目、色紙を回していただきました!
この朝活@NGOでお会いして8、9年になる方も、今朝初めて参加いただいた方も、みなさんありがとうございます!
課題本は石黒さんおすすめの『行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 』(杉山尚子)でした。
失敗行動や犯罪の原因は、“心”に求められることが多い。「あいつはやる気がない」「過去のトラウマだ」等々。しかし、これでは評価にこそなりえても、問題解決にはつながらない。行動分析学は、ヒト及び動物の行動を「行動随伴性」という独自の概念によって明らかにするもので、行動の原因を個体内部、つまり心ではなく、個体を取り巻く外的環境に求めていく。アメリカの心理学者スキナーが創始した学問体系である。介護や医療、ビジネス、スポーツ、家庭などさまざまな現場で応用されており、大きな成果をあげてきた。本書は、日本における第一人者による、わが国初の一般用入門書である。
(アマゾンより)
ディスカッションでは、部下への指導も本書のように「より具体的に」「指示と確認を繰り返す」ことが本当にいいのか・・・とか、「すべてのケースに当てはまるような一般的なものではない」、といった批判的な読みもあり。
一方で、体罰やハラスメントによる指導の否定や、できない理由を「やる気」「心」のような「人格」ではなく「環境」「外部要因」に求めること、など本書の良さも話題に上がっていて、読書会としてはバランスよく盛り上がったのでは。
次回、栄の101回目も後日募集を始めます。自分では手に取らないような本の話題で、いつもと違う人と話してみるのも新鮮ですよ。お楽しみに!